左右の骨盤の働き
【左の骨盤】
何年か前に流行った『骨盤ダイエット』から骨盤と言う言葉が馴染みのある言葉になってますが、骨盤が左右の働きが違うという事を知らない人が多いのではないでしょうか?
骨盤が左右対称でないといけないと思ってませんか?
少し考えてみてください。
私たちの腕はどうですか?
左右同じように使えますか?
大体の人が利き手が右で左は右の様に使えないはずです。
それに、内臓も左右対称ではありません。
そう考えると、足も働きが違う事がわかりますよね。
左足は軸足で(左右の動きでバランスをとる)開閉の動き
右足は利き足で(力をだす、前後の動き)上下の動きです。
陸上のトラック競技も左回りです。
左が軸足で体を支えて、右足で地面をけっていると思います。
左足は、小指側(開く)から親指側(閉じる)に体重移動して
バランスをとります。
左の骨盤は開閉が重要になり一日の内でも開いたり閉じたりしています。
夜眠くなるときには開いていって、朝目覚めると徐々に閉じていきます。
一年でいうと冬は閉じて(12月25日まで)夏は開きます(8月15日まで)
女性の場合は、月経前後は開いて排卵前後は閉じています。
また、妊娠すると骨盤は徐々に開きますが、その動きが悪いとツワリになり、開き過ぎると逆子になりやすいのです。
自律神経の働きで言うと左の骨盤が交感神経で右の骨盤が副交感神経になっています。
食後眠たくなるのは、左の骨盤が開いて交感神経の働きが低下しているのです。
逆に、運動などし過ぎて眠れない時は右の骨盤が縮んで下垂し、うまく副交感神経が働いてない事になります。
左の骨盤は締めて、右の骨盤は上げる事で体調が整うのです。
【右の骨盤】
主に右の骨盤は消化器・呼吸器・副腎に関わりがあります。
これらの臓器に異常があると下垂します。
癌などもその一つです。
【骨盤と内臓の関わり】
左の骨盤・・・循環器系、生殖器系、泌尿器系、大脳系
右の骨盤・・・消化器系、呼吸器系、副腎系
【骨盤と自律神経との関わり】
左の骨盤・・・交感神経
右の骨盤・・・副交感神経